「宅配便で送るには大きい、でもトラック1台を貸し切るほどではない」。この中間の荷物は、運び手を探すのに苦労しがちです。なぜこの帯だけ選択肢が少ないのか、その構造をご説明します。
宅配とチャーターの間に空白がある
宅配便はサイズと重量の上限が決まっていて、その範囲に収まる荷物を大量に、決まった仕組みで流すことで成り立っています。一方チャーターは、1台まるごと使う前提で価格が決まります。
問題は、その中間です。パレット数枚分、あるいは大型の家具や什器が数点。宅配の枠には収まらず、かといって1台を占有するほどの量でもない。この帯は、積み合わせて初めて採算が合います。
積み合わせが難しい理由
行き先と時間の組み合わせ
同じ方面・同じ時間帯の荷物が複数そろって、はじめて積み合わせが成立します。1件だけでは組めないため、荷物の量と地域の組み合わせが読めない運送会社は、そもそも受けにくくなります。
荷姿がばらばら
中ロットの荷物は形も重さもまちまちです。積み付けの相性が悪いと、荷台に空間が生まれます。空間はそのまま損失になるため、断られる要因になります。
付帯作業の有無
荷降ろしに人手が要るのか、パワーゲートが必要か、時間指定はあるか。この条件が読めないと見積もりが立てられません。
依頼するときに伝えると話が早い項目
荷姿(パレット/バラ)と枚数・個数、総重量、発着地、希望日と時間帯、荷降ろしの人手と設備の有無。この5点が揃っていれば、対応可否の判断が早くなります。
解決の方向は「まとめる」か「合わせる」
中ロットの運賃を下げるには、出荷のタイミングをそろえて1回あたりの量を増やすか、既存の定期便の空きに合わせるかのどちらかです。どちらも、早めに予定が分かっているほど選択肢が増えます。
「急ぎではないが大きい荷物」ほど、日程に余裕を持って相談いただくと条件が良くなります。
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