パッケージの印刷を印刷会社に、箱の製造と梱包作業を別の会社に。それぞれで安い先を選んだのに、トータルでは高くついた。分けたことで増える仕事があるためです。
増えるのは、運賃と待ち時間
印刷した資材は、梱包作業を行う場所まで運ばれます。この移動には運賃がかかり、荷受けと検品の手間も発生します。工程が分かれている限り、この移動は毎回発生します。
さらに、印刷が上がるまで梱包工程は着手できません。どちらかが遅れると、もう一方の予定が空きます。予定を空けないために在庫を持てば、今度は保管費が乗ります。
色味の基準が2つになる
ラベルとパッケージを別の会社が刷ると、同じ色を指定しても仕上がりが微妙に違うことがあります。用紙や印刷方式が違えば、当然です。
並べて置いたときに差が見えると、どちらに合わせるかの調整が発生します。この調整は、刷り上がってから始まるため、やり直しになると納期に直接響きます。
納期は「遅い方」に揃う
複数の会社に分けても、商品が出荷できるのは全部が揃ってからです。つまり全体の納期は、最も遅い工程で決まります。個々の納期を短縮しても、律速になっている工程が変わらなければ全体は縮みません。
どこが律速なのかを把握しないまま各社に短縮を求めると、余計な費用だけが乗ることになります。
分けたほうがよい場合もある
特殊な加工が必要で、対応できる印刷会社が限られる場合。あるいは既存の取引先との関係を維持したい場合。こうしたときは無理にまとめる必要はありません。
判断の材料になるのは、印刷と梱包の間で荷物が動く回数と、そのたびに発生している調整の量です。小ロットで刷る際の条件は、「小ロット印刷」が成立する2つの条件で整理しています。
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